IPL脱毛とは?何回通えば抜ける?


IPL脱毛――。それは日本で最もスタンダードな脱毛でありながら、最も気をつけなければならない脱毛方式。
キレイモや銀座カラーで採用されているこの脱毛方式は、本当に効果があるのでしょうか?また、何回のセッションで脱毛が可能なのでしょうか?

今回はIPL脱毛の効果に関して徹底的に解説していきたいと思います。

IPL脱毛とは

IPLとは、インテンスパルスライトの略称だ。日本語訳すると、”一瞬のパルスライト”となるが、その名の通り極めて短い時間キセノンランプを発光させたもののことを指します。

キセノンランプはキセノンガス中で放電することで発光するランプのことであるが、これは白熱電球でも使用されているものです。

諸姉は、「白熱電球で脱毛できるわけないだろ!」と思われるかもしれないが、パルス幅と呼ばれる発光間隔を調整することでIPLは様々な治療に利用される。例えば、シミ消治療もそうだし、脱毛もそうだ。

脱毛におけるIPLは、IPLが持つエネルギーを広範囲に照射し、毛が持つメラニン色素を通って毛乳頭細胞にダメージを与える。

毛乳頭細胞とは、毛に栄養を送る細胞であるため、この機能が停止すれば事実上毛の成長が止まる。

レーザー脱毛との違いは、IPLはより広範囲に弱いスペクトラム光線を照射するのに対して、レーザーは狭い範囲に強いパワーを照射するようなイメージだ。

引用元:MeCHE Salon & Spa

脱毛ミーアのようにオタク気質が強いと、パルス幅の広さによってどのように作用するかを永遠と検証し続けられるが、波長の長さがどうだとか、エネルギー量がどうだとかそういうことを解説しても諸姉らを退屈させるだけになってしまうので、本項では扱わない。

ともかく、Wikipediaの表現を借りるなら極短時間のみ発光させた光を用いて毛に栄養を送る役割を持つ毛乳頭細胞を損傷させるのがIPL脱毛だと理解しただければ良い。

IPL脱毛では永久脱毛ができない!?

よく誤解される方も多いが、IPL脱毛では永久脱毛ができないわけではない。事実としてアメリカではIPLを用いて永久脱毛を行わんとする家庭用脱毛機も出てきている。

しかし日本とアメリカでは法律が異なる。日本の法律では、平成13年に医政医発第105号という文書で以下のように定められている。

最近、医師免許を有しない者が行った脱毛行為等が原因となって身体に被害を受けたという事例が報告されており、保健衛生上看過し得ない状況となっている。
これらの行為については、「医師法上の疑義について」(平成12年7月13日付け医事第68号厚生省健康政策局医事課長通知)において、医師法の適用に関する見解を示しているところであるが、国民への危害発生を未然に防止するべく、下記のとおり、再度徹底することとしたので、御了知の上、管内の市町村並びに関係機関及び関係団体等にその周知を図られるようお願いする。

第1 脱毛行為等に対する医師法の適用
以下に示す行為は、医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生ずるおそれのある行為であり、医師免許を有しない者が業として行えば医師法第17条に違反すること。
(1) 用いる機器が医療用であるか否かを問わず、レーザー光線又はその他の強力なエネルギーを有する光線を毛根部分に照射し、毛乳頭、皮脂腺開口部等を破壊する行為
引用:医政医発第105号

医師によってIPLが用いられ、永久脱毛を目的とした用途で照射される場合は、治療と見なされるが、医師が監督しない場合――。つまり脱毛サロンでのIPLによる細胞破壊は明確な法律違反となるのだ。

さもありなん、自らを棚に上げるわけではないが、脱毛サロンのスタッフは時に脱毛に関する知識が非常に乏しい。脱毛ミーアよりも。そんな人間に効果力の可視光線を肌に照射なんてさせたらたまったものではない。

脱毛ミーアの根拠のない妄想だが、「光当てたら抜けるンゴww」程度の知識しか持っていないスタッフも多数いることだろう。脱毛サロンなんてそんなものだ。

IPLは普通に使用する分には比較的安全な光線であるが、出力を上げれば火傷や最悪の場合皮膚を焼くこともできるものである。実際アメリカではこのIPL脱毛によるトラブルは頻発しており、FDAにいくつもの被害事例が報告されている。

幸か不幸か日本ではこのような細胞破壊行為は医療現場以外では厳しく規制されている。

そのため脱毛サロンで提供されるIPL脱毛は安全ではあるが永久脱毛ができない。――と考えて良い。

IPL脱毛の効果

上述の理由によって脱毛サロンのIPL脱毛はパワーをかなり弱めて脱毛している。

パワーが弱いということは諸姉らが求める「毛がないツルツルのお肌」をIPL脱毛で得るためにはレーザー脱毛よりも多い回数のセッションが必要になるということだ。具体的にはどれくらいだろうか?

以下では、各脱毛サロンの見解について整理してみよう。IPL脱毛を採用している代表的な脱毛サロンには、キレイモ、銀座カラー、恋肌、シースリーがある。それぞれの見解は以下の通りだ。

脱毛サロン 公式HPでの見解
キレイモ 光脱毛の完了回数は一般的に18回程度と言われております。ただし効果には個人差がございますので是非カウンセリング時に店舗スタッフにご相談ください。
銀座カラー 何回で抜けますか?というQに対してもちろん個人差はありますが、経験豊かなスタッフがお客様のひとりひとりの肌や毛質にあった施術を行い、ベストな結果につながるよう努力しております。というA
恋肌 「2週間に1回で最短半年!!」6×2=12回ということだろうか?
シースリー 明確な表記はないが、6回目の施術で毛が薄くなるということがシースリーの販促物で表現されている

上記の通りサロンによって認識はバラバラであるが、銀座カラー、シースリー、恋肌は明確な回数に関する表記がされていない。

銀座カラーに至っては質問に答えてすらいない。ならそんなQ&Aを作るなと言いたい。

「ベストを尽くします!」などと言われても「そうですか。頑張ってください。」としか返せない。銀座カラーの社員の皆さんはズボンの中にハンバーガーでも詰めているのだろうか。

恋肌に至っては2週間に1回と明確に記載してしまっているが、そんなペースで通ってもいたずらに肌を傷つけるだけだ。これについては後述する。

そしてシースリー。販促物というのは漫画のことであるが、漫画であっても消費者を誤解させるような真似をしてはいけない。

これでは金のためなら節度も品性も投げ捨てることを厭わないプロブロガーやYoutuberと同じである。どんな業でも品性を欠いてしまえば詐欺師と同じだ。

――敵が増えそうな発言はともかく、この中でキレイモが最も信用できることは聡明な諸姉ならおわかりだろう。

美容脱毛は18回のセッションが必要。これは美容脱毛ならどの脱毛方式でも変わらない目安だ。もちろんIPLも例外ではない。

IPL脱毛は2ヶ月間隔で施術を行う

IPL脱毛は、毛周期の関係で2ヶ月〜3ヶ月間隔で施術を行う必要があると言われている。

これはIPLがメラニン色素に反応するという特徴を持っているためだが、冒頭でも解説した通り毛乳頭細胞を損傷させるためにメラニン色素を頼りにして毛を狙い撃つ必要がある。

しかしこの毛乳頭細胞は、毛周期に呼応して毛から離れたりくっついたりするのだ。まずは以下の図をご覧いただきたい。

これで答えは出ているようなものであるが、一応補足説明しておく。

私達の体毛はおよそ500万本があり、肌の表面に出てきている毛はおよそ130万本、残りは成長初期のため長さが足りずに毛が肌の表面に出てきていないか、休止期のため全く毛がない状態なのである。これが2ヶ月〜半年のスパンで入れ替わっていく。

ここでIPLを照射しても効果がないのは、退行期の毛と休止期の毛だ。頼みのメラニン色素から毛乳頭が分離してしまっているためである。

ここまで説明すればお分かりだろう。恋肌が言うような2週間に1回の施術では半分の毛穴にとって意味のないものとなってしまう。

これ故IPL脱毛では2ヶ月〜3ヶ月間隔を空けて施術をするのが通常だ。つまり、18回×2ヶ月で36ヶ月の期間を脱毛に使うことになる。めっちゃ長い。マジ卍。

医療脱毛ならどうか

IPLが18回というセッションが必要になる理由は、パワーの弱さ故である。1回ではほとんどの細胞を損傷させることができないのだ。

一方で医療脱毛は最初から毛乳頭細胞を破壊することが目的として設計されているため、4回のセッションで脱毛サロン18回相当の効果を得ることができる。

これについては、「永久脱毛の仕組み」でも言及しているが、アメリカで行われたとある実験では1年という期間の中で4回のセッションを行うことで90%近い毛の減毛に成功している。

以下ではその実験結果のレポートをご紹介しておこう。

脱毛の治療を3月,6月,9月および12月に行った。アレキサンドライトおよびダイオードレーザーを用いた12ヶ月間の結果は、アレキサンドライトレーザーでは84%、ダイオードレーザーでは85%を減毛を達成した。生活の中で日焼けの回避が厳密に行われたため、肌タイプ4の患者においても比較的広い範囲(25-30 + J / cm(2))の施術を可能にした。大部分の患者では、比較的大きなスポットサイズ(755nmのアレキサンドライトでは12mm、800nmのダイオードでは9mm)で広い範囲(30〜40J / cm 2)を施術する4回の治療セッションで12ヶ月という期間で90%の範囲で減毛を達成した。
引用:NCBI

結論、IPL脱毛は基本的におすすめできない

脱毛ミーアとしてもIPL脱毛が全くおすすめできないと言っているわけではない。しかし、当サイトの読者である諸姉のニーズを満たすものではないと考えている。

その理由としては、以下の通りだ。

  1. 永久脱毛ができない
  2. 脱毛に時間がかかりすぎる
  3. 18回もサロンに通う必要がある
  4. 決して安価なわけではない

もちろん、恋肌やキレイモのブランドが気に入ったというのであれば止めはしない。お金を払うのは諸姉ですから。

だが、上記で解説したようなデメリットがあることは重々理解しておいたほうが良いだろう。

医療脱毛は皆さんが想像しているよりも安価であるし、痛みを抑えるための努力もクリニック側でされている。

事実として脱毛サロンから医療脱毛に乗り換えたいという悩みは聞いたことがあるが、医療脱毛から脱毛サロンに乗り換えたいという意見はほとんど聞かない。

このメリット・デメリットをしっかり理解した上で契約をしないと先人たちのように後悔をすることになるだろう。

医療脱毛にもIPLはある

IPL脱毛は何も脱毛サロンだけではない。湘南美容クリニックで使用されているウルトラ美肌脱毛はIPLと同じ仕組みのレーザー脱毛機だ。
弱いレーザーを広い範囲に照射することで毛乳頭ではなくバルジ領域をターゲットとした脱毛機だ。

このバルジ脱毛についても解説していると長くなってしまうので、本項では割愛させていただきたい。
バルジ脱毛については、「バルジ脱毛ってなに?」で解説しているので、是非参考にしてください。

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