メラニン色素とは

メラニン色素は、メラノサイトから生成される物質で、紫外線など人体にとって有害な物質を吸収する役割を持っている。人は太陽の光(紫外線)を浴びると日焼けをするが、紫外線が体内に侵入しないようにメラニンを生成する防衛反応の一種。赤道付近で生活する人種は生まれつき肌に多くのメラニンを含んでおり、これは大量の紫外線を浴びても大丈夫なように進化の過程でメラニンを生成したものと考えられている。

メラニン色素の生成過程
引用:The State University of New Jersey

メラニンを含むのは、肌だけでなく毛も同様で、このため私達の体毛は黒色になっている。脱毛では、この黒い色素を利用して、毛の位置を検知する。ーーというのも、脱毛で使用されるレーザーや可視光線は800nm~1000nmの波長を持っており、メラニン色素に吸収されることで熱を発生させることができる。例えばビーチにサングラスを置いておくと高温になっているが、これと同じ仕組みである。この仕組を利用して毛がある部分のみに熱を発生させ、毛乳頭細胞やその他の細胞を破壊、あるいは損傷させようとするのが一般的に「脱毛」と呼ばれるものだ。

しかしレーザーは毛のメラニン色素にだけ反応するものではなく、肌のメラニンにも吸収されてしまい、熱を発生させてしまう。このため、脱毛施術期間中の日焼けはご法度とされており、また、色素沈着が強いデリケートゾーンの脱毛はクリニックから断られてしまうこともある。金髪や白髪の脱毛ができないのも、黒くない毛はユーメラニン(黒色のメラニン)を含んでいないからである。

しかしレーザーにはいくつかの種類があり、中にはメラニン吸収係数が極端に低いものもあり、長い波長のレーザーを使用すれば日焼け肌であっても脱毛を行うことはできる。ただし、メラニンに吸収されにくいということは、毛にも吸収されにくいということであるため、通常より回数が多くなってしまう。やはり日焼けをできるだけ避けるのが得策。

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