ダイオードレーザーによる脱毛は何回で抜ける?レーザーの脱毛効果


リゼやアリシアクリニックに導入されているライトシェア・デュエットは、全世界でナンバーワンのシェアを持つ優秀な脱毛機。

そのライトシェアに搭載されている脱毛機は、ダイオードレーザーという半導体を使用したレーザーだ。

今回は、このダイオードレーザーがどれくらいの脱毛効果を持つのかということについて解説させていただきたい。

ダイオードレーザーとは

予め諸姉には理解しておいていただきたいのは、ダイオードレーザーは何も脱毛のためだけにあるレーザーではないということだ。

ダイオードレーザーは光通信やレーザーポインターとしてもダイオードレーザーは利用されている。しかしそんなことを長々と解説しても諸姉を退屈させるだけなので、本項では脱毛におけるダイオードレーザーについてのみ取り扱う。そのため、放射光や量子力学的な内容は含まない。「物理?なにそれおいしいの?」という初心者向けの記事であることは予めご了承いただきたい。

さて、本題であるが、ダイオードレーザーは、別名半導体レーザーやLDとも呼ばれる。
脱毛において使用されるダイオードレーザーは810nmという波長を持ち、メラニン色素への吸収率は中程度である。

脱毛機「ライトシェア」のメーカーであるルミナス社は、ダイオードレーザーについて以下のような見解を示している。

Compared to other laser systems such as the Ruby and Alexandrite, the 800nm diode laser wavelength offers the deepest penetration levels and superior melanin absorption. These unique characteristics make the diode laser the most suitable technology for laser hair removal, enabling safe and effective treatment of all skin and hair types, in all body areas.
引用:Lumenis

当サイトの熱心な読者は、「また英文の引用か!英語読めないって言っただろ!」と憤慨されるかもしれないが、ソースが不確かなまま解説するよりはましである。お姉さん許して。

――ともかく、上記を翻訳すると、以下の通りだ。

ダイオードレーザーは、ルビーレーザーやアレキサンドライトレーザーのような他のレーザーシステムと比較して、800nmの長い波長を持つため、最も深い透過レベルと優れたメラニン吸収を提供します。ダイオードレーザーのユニークな特性は、レーザー脱毛のための最も適した技術にして、全身すべての肌や髪のタイプを安全かつ効果的に治療できるようにします。

ダイオードレーザーは、810nmという波長を持っているため、非常に優れた脱毛のパフォーマンスを実現する。これを理解するためには、まずダイオードレーザーがどのように諸姉らが憎んでやまないムダ毛に作用するのかということを知る必要がある。

少し長くなるが、今一度どのようにしてレーザーはどのように毛を破壊するのかということについて説明していきたい。

ダイオードレーザーはどのように毛を破壊するのか

これはダイオードレーザーに限らずだが、レーザー脱毛において破壊すべきターゲットとなるのは、毛乳頭細胞という毛に栄養を送る細胞だ。

毛は、毛細血管に流れる栄養を毛乳頭細胞を介して受け取ることで成長しているため、毛乳頭細胞がなくなれば、母親を失った赤子のように成長する術を無くす。

この毛乳頭細胞は、一度破壊されると二度と再生しないとされているため、事実上永久脱毛ができる。――お母さんは、破壊してしまうと二度と戻らないのですよ?親孝行はお早めに。

さて、余談はさておきここで問題となるのは、私達の体毛はおよそ500万本もあると言われており、表面に出てきている毛は130万本ほどであるということだ。

毛穴の数だけ毛乳頭細胞があるのだから、500万の毛穴に存在する毛乳頭細胞を正確に狙い撃ちするために何らかの方法が必要になる。

そこでヒントとなるのが、毛が持つメラニン色素だ。

メラニン色素が毛の位置を知らせてくれる

現在の技術では、毛乳頭細胞や毛穴を正確検知する方法はないため、「毛乳頭細胞がどこにあるのか」で狙い撃ちするのではなく、「毛があるところにはもう毛乳頭細胞があるよね?じゃあ毛を狙おう」というアプローチになるのだ。

毛を検知する方法は比較的簡単で、毛が持つメラニン色素を検知すれば良いだけだ。

諸姉らもご存知の通り、毛は非常に強いメラニン色素を持っている。

脱毛で使用されるレーザーはメラニン色素に向かって進む性質を持つため、ただ肌の上からレーザーを照射するだけで勝手に向かっていってくれるというわけだ。

「影あるところに光あり」よろしく、「メラニンあるところに毛乳頭細胞あり」ということで、ただ肌の上からレーザーを当てるだけで毛乳頭細胞まで向かっていってくれる。これがレーザーによって毛が破壊される仕組みだ。

脱毛レーザーには問題点がある

しかし脱毛はそんな簡単には行かない。上記の方法での脱毛はいくつかの問題点を持つ。

――その問題点とは以下の3つだ。

  • 毛だけがメラニン色素を持っているわけではない
  • メラニン色素が弱いと反応しにくい
  • 毛乳頭細胞は毛から離れる時がある

肌もメラニン色素を持っている

日頃からスキンケアに余念がない諸姉なら既にご存知だろうが、肌もメラニンを生成するのだ。

肌は紫外線や摩擦などの外部からの刺激を受けると、刺激から守ろうとして真皮の深い位置にあるメラノサイトが働きメラニンを生成する――。あまりにも有名な話だ知らなかった人はテストに出るからメモしておきなさい。

引用:The State University of New Jersey

このメラニンがシミや色素沈着の原因になるのだが、もちろん脱毛に使用するレーザーはこの肌の持つメラニンにも反応してしまう。

そのため、後ほど詳しく紹介するがアレキサンドライトレーザーのようなメラニン吸収率が高いレーザーは日焼け肌やシミのある肌に対しては施術がNGだ。レーザーが過剰に照射されてしまい、火傷の恐れがあるためだ。

そうでなくても、肌の持つメラニンにもレーザーのパワーが分散されてしまい、効率よく毛乳頭細胞を破壊することを妨害してしまう。マジ卍。

メラニンが弱すぎると反応しにくい

レーザーの性質上、毛乳頭細胞を破壊することは容易になったが、メラニン色素を持たない毛――つまり産毛や金髪に対しては効果を発揮しないということでもある。

このため、ダイオードレーザーが主流な脱毛レーザーとなる以前は、少ないセッションで産毛まで脱毛することは難しいとされていた。

産毛の持つメラニンよりも肌の持つメラニンのほうが濃いとうまく毛にレーザーが照射されないためだ。

毛周期によって効果が異なる

先程も解説したが、表面に出てきている毛というのは、500万本のうちの130万本だ。

残りの370万本の毛は何をしているのかというと、現在生えている毛が抜け落ちて次に生えてくる準備段階であるか、あるいは抜け落ちてしまって毛穴の中が空っぽになっている。

500万の毛穴はこの抜けたり生えたりを繰り返しており、だいたい2ヶ月〜半年のスパンで入れ替わっている。これを専門用語で毛周期と呼ぶ。

勘の良い方ならお気づきだろうが、上記図で退行期の毛は毛乳頭細胞から毛が離れてしまっているし、休止期の毛はメラニン色素がないため、レーザーを照射しても効果がないのだ。

そのため、通常医療脱毛では2ヶ月おきに5回に渡って施術をすることになる。

――さて、上記問題点を考慮した上で、ダイオードレーザーは他のレーザーと比べて何が違うのかということについて解説していきたい。

ダイオードレーザーと他のレーザーとの違い

医療脱毛で使用されるレーザーは、3種類ある。この3種類のレーザーはそれぞれ波長が違う。

波長とは、レーザーがどれくらい深い位置までたどり着くかということであるが、それぞれ以下の画像の通りだ。

引用元:myLaser

この波長は決して長ければ長いほど良いというわけではなく、波長が長くなればメラニン吸収率は低くなる。つまり、メラニンに反応しにくくなるのだ。つまり、ちょうど良いバランスが必要になる。

引用:日本スキンエステティック協会

これを踏まえた上でレーザーの違いを表にしてチェックしてみよう。

アレキサンドライトレーザー ダイオードレーザー ヤグレーザー
太い毛への反応 ×
細い毛への反応 ×
浅い位置に毛根がある場合 ×
深い位置に毛根がある場合 ×
メラニンが多い肌 ×

ヤグレーザーは、メラニン吸収率は低いが、水にも吸収されてしまうため、表皮から浅い位置にある毛に対してほとんど効果を発揮しない。

一方アレキサンドライトレーザーは、メラニン色素への吸収率が高いが毛根が深い位置にある場合はそこまで効果を発揮しない。

その中間でちょうど良いのがダイオードレーザーと言われている。ダイオードレーザーの波長である810nmは、ほとんどの部位で毛乳頭細胞が密集している深さであるため、他のレーザーに比べて高い効果を発揮するのだ。

ダイオードレーザーは5回のセッションでどれくらい抜ける?

いつもどおり前置きが長くなってしまったが、本頁の本題であるダイオードレーザーの脱毛効果について解説していこう。

今回は、ほとんどの医療脱毛クリニックでセットになっている5回の料金でどれくらいの毛が抜けるのかということを調査してみた。

調査といっても、筆者の実体験ではない。実体験をレビューすることは、薬事法に引っかかるのでご了承いただきたい。

ということで今回は、いくつかの実験結果を参考にしていきたい。

皮膚科医による実験

まず最初に参照するのは、国立生物工学情報センター(National Center for Biotechnology Information)の実験結果だ。NCBIは、アメリカの国立図書館の一部門として知られる。

NCBIには、アレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーを1年間に渡り3ヶ月おきに照射することで、それぞれのレーザーでどの程度の毛が削減されるのかを検証したEremia教授、Li教授、 Newman教授の実験結果が文献として残っていた。今回はこれを参考にする。

結果から先に言ってしまうと、以下の通りだ。

Twelve-month results with the alexandrite and diode lasers achieved 85% versus 84% hair reduction. The fact that tan avoidance was strictly followed permitted the use of relatively high fluences (25-30+ J/cm(2)) even in type IV patients. For most patients, four treatment sessions using high fluences (30-40 J/cm(2)) with relatively large spot sizes (12 mm round for the 755 nm alexandrite and 9 mm for the 800 nm diode) resulted in 12-month hair reductions in the 90% range.

CONCLUSION:
Both the alexandrite and diode lasers in this 12-month study produced excellent long-term hair reductions.
引用:NCBI

専門用語が多いが、これを頑張って翻訳すると以下の通り。

アレキサンドライトおよびダイオードレーザーを用いた12ヶ月間における減毛量は、アレキサンドライトレーザーが84%削減したのに対し、ダイオードレーザーは85%を達成した。1年間にわたって日焼けの回避が厳密に行われたという事実は、IV型患者(※肌の色がⅣタイプの患者)においても比較的長いレーザーのパルス幅(25-30 + J / cm(2))の使用を可能にした。ほとんどの患者は、比較的大きなスポットサイズ(755nmのアレキサンドライトでは12mm、800nmのダイオードでは9mm)の高いフルエンス(30〜40J / cm 2)を使用する4回の治療セッションで12ヶ月の毛髪90%の削減を実現した。

結論:
この12ヶ月の研究では、アレキサンドライトとダイオードレーザーの両方が優れた長期的な毛減少をもたらしました。

「なんだ、偉そうに解説したくせにアレキサンドライトレーザーもダイオードレーザーも結果はほとんど変わらないじゃないか!」と思われるかもしれないが、少し待って欲しい。

人は自らの知り得る世界だけで物事を判断しがちですが、自分が知らないなにかがあるかもしれない。そういった視点をお姉さんは大切にして欲しいと思います。

この実験は、

  1. ワキの脱毛における実験であった点
  2. 肌タイプ4の患者だけに限った実験であった点
  3. 利用できる最大限のパワーで脱毛を行った点

において再検証の余地が残る実験であった。

「肌タイプ4ってなんだ?ポケモンみたいだな」という諸姉のために解説すると、アメリカでは肌タイプが色によって分類されている。

引用元:American Laser MED SPA

先程も解説した通り、肌の色によってメラニン色素の量は異なるため、脱毛効果は異なるのだ。肌が白く、毛が黒に近いほうが脱毛効果は高くなることが推察できるが、本実験では「少なくとも肌タイプ4の人はダイオードレーザーで85%程度の毛を、アレキサンドライトレーザーで84%程度の毛を削減できる」ということが分かっただけだ。

そこで今回は別の実験も参照してみよう。

Journal of Medical Scienceでのレビュー

Journal of Medical Scienceは、National Defense Medical Centerが発行する権威ある医学誌だ。本誌によると、施術6ヶ月後の平均的な減毛量は以下の通り。

Hair reduction after 6 months was reported as 68.75% for alexandrite lasers, 71.71% for diode lasers,
引用:Wikipedia

アレキサンドライトレーザーで68.75%、ダイオードレーザーで71.71%の毛が削減されたとある。

なお、このレビューについては、脱毛施術のセッション回数は3回〜8回とバラバラであったため、「何回で◯%抜ける」と判断するための実験としては不適切である。

――じゃあなぜ紹介したのかというと、信憑性の高い実験がこれくらいしかなかったためである。お姉さん許して。

この2つのソースから得られたのは、ダイオードレーザーはアレキサンドライトレーザーよりも高い脱毛効果を発揮するということであるが、実際のところ何回でどれくらい抜けるのだろうか――。

リゼクリニックの見解

最後に、国内で医療脱毛クリニックをポピュラーにした功績を持つリゼクリニックの公式の見解についてもご紹介しておこう。

リゼクリニックでは、5回の施術で以下のように毛が減少していくということを述べている。

引用元:リゼクリニック 5回コースの理由

上記表は何をソースにしているのかはわからないが、まぁ確かに言われてみればそんなものか――と脱毛ミーアは思います。

というのも、諸外国で行われた実験は、全て白人を被験者として行われたものである。

白人は、肌の色が白いが、毛はブロンドで私達日本人と比べるとメラニン色素が弱いのだ。

先程の肌タイプの分類をするなら、さしづめ、一般的な日本人は肌タイプ2〜3程度であろう。そして、毛は黒く強いメラニン色素を持っている。

これらを考慮すると、理論上白人よりも脱毛効果を得やすいのではないかということが推察できるのだ。

――あくまで推察の域から脱しないが、本頁のテーマである「ダイオードレーザーは何回照射すれば抜けるのか?」という問いに対しては、「5回のセッションで90%程度の毛は削減できるだろう。(推察)」という回答をしておきたいと思う。

日本人にとって理想的なレーザーとは

私達日本人は、黄色人種と呼ばれており、白人よりも肌の色は暗いが、毛のメラニン色素は濃い。

これらを考慮すると、やはりダイオードレーザーが理想的ではないかと思う――。

しかし、「脚や腕などの広い範囲において」という枕詞を忘れてはいけない。VIOのような色素沈着が強く、太い毛が密集している部位は別だし、生まれつき毛が薄いのであればアレキサンドライトレーザーのほうが向いているかもしれない。

元も子もないが、理想を言うなら部位や肌の状態によってレーザーを使い分けて脱毛したい。

「このページで長ったらしく解説してきたのはなんだったんだ!時間返せ!」と憤慨されるかもしれないが、そうは言われてもレーザーが複数あることに越したことはないんですもん。

諸姉がいくら激おこぷんぷん丸だろうが、3種類の中ではダイオードレーザーが最も適しているといえるが、部位によっても変わるし状況によっても変わるのだ。

高い脱毛効果を期待するなら複数の脱毛機があるクリニックを選ぼう

――ということで、読者たる諸姉らが求めていた答えとは多少異なるかもしれないが、高い脱毛効果を期待するなら複数の脱毛機が導入されているクリニックに通うのが理想的だ。

以前に「VIO脱毛するならおすすめのクリニック」でも解説した通り、特にVIO脱毛においてはヤグレーザーが理想的だ。しかし、ヤグレーザーは他の部位における脱毛でほとんどといっていいほど役に立たない。要は使い所なのだ。

このレーザーの使い分けができるくらいに看護師のリテラシーが高く、かつ脱毛機も複数導入されているのはやはりリゼクリニックだけだ。

ということで、高い脱毛効果を得たければリゼクリニックに通いましょう。

リゼクリニックの詳細
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