なぜ医療脱毛は痛いのですか?

なぜ医療脱毛は痛いのですか?
レーザーがメラニンに吸収されると熱が発生するためです。細胞を破壊するレベルの熱が発生するため、痛みを感じます。

レーザーがメラニンに吸収されるとは?

脱毛で使用されるレーザーは赤外レーザーといって、ユーメラニン(黒い色のメラニン)に吸収されることで熱エネルギーが発生します。

脱毛では、毛乳頭細胞という毛を成長させる役割を持つ細胞を破壊することを目的としますが、毛乳頭細胞の場所を検知することができないため、「毛がある場所に毛乳頭細胞があるよね?じゃあ毛を熱くして細胞を破壊しよう」という発想のもと、レーザーを照射します。

メラニンには2種類あり、一つはユーメラニンという黒色のメラニン、もう一つはフィオメラニンという赤色のメラニンです。この2種類のメラニンの多さによって毛の色は決まります。

メラニンの種類
引用:Feeling complected?

赤外レーザーはこのうちユーメラニンに吸収されることで熱が発生します。この発生した熱エネルギーこそが痛みの原因です。

肌のメラニンに吸収されて痛みが増す

さて、このユーメラニンですが、毛だけでなく肌にも含まれています。一般的にアフリカ系の黒人の人は肌のユーメラニンが濃いため、肌の色が暗く、白人はユーメラニンが少なくフィオメラニンが多いため肌の色は明るいです。

私達日本人はちょうど中間で、2種類のメラニンの色が混じり合って黄色がかっていることが多いです。そのため、黄色人種と呼ばれています。

ここで問題になるのは、脱毛で使用する赤外レーザーは、毛のユーメラニンに吸収されるだけでなく、肌のユーメラニンにも吸収されることがあるということです。

レーザー脱毛の仕組み
レーザーは肌のメラニンにも吸収される

このため、脱毛の痛みはこの肌のメラニンの多さによっても変わります。このため、日焼けをしている人は強いパワーで照射すると過剰な痛みを伴い、火傷をしてしまう恐れがありますし、肌のメラニンに吸収されてしまうと毛までうまくレーザーが届かずに脱毛効果が落ちてしまうこともあるのです。

肌の色によってレーザーを選ぼう

さて、脱毛で使用するレーザーは一般的に3種類あります。レーザーはそれぞれ異なる波長を持っており、波長が短くなればなるほどメラニン吸収係数が高くなり、長くなるほど吸収係数は低くなります。

脱毛レーザーの波長
引用:日本スキンエステティック協会

もう少し具体的に言えば、波長が短いアレキサンドライトレーザーはメラニンに吸収されやすいため、肌の色が暗い人にとってリスクが高く、逆に波長が短いヤグレーザーは日焼けしていても比較的安全に脱毛することができるのです。

ただし、メラニン吸収係数が低ければ良いというものでもありません。そもそも脱毛をするためには毛のメラニンに吸収させる必要があるのですから、メラニンに吸収されなければ意味がないのです。

このため、白人のようにユーメラニンが少ない場合にはアレキサンドライトレーザーが理想的な脱毛レーザーとなるのですが、日本人は白人に比べて肌の色が暗いため、中間の波長を持つダイオードレーザーによる脱毛が理想的だと言われています。

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